その道を極める。

医療現場で求められる人材になるために

認定看護師の特徴となるための条件とは

認定看護師とは、特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を有することを認められた看護師のことを示す。看護師として働く場合、担当する診療科や病院、介護施設などによっても必要とされる技術や知識に差が生まれるのだ。そのため、看護師としてのスキルアップを目的に認定看護師を目指す人も多く存在する。

認定看護師になると、通常の看護業務以外に他の看護師に対しての看護技術の指導や相談活動も業務として行うことになる。また、特に救急看護や緩和ケア、透析看護など21の分野においてすぐれた技術と知識を有していることが認められるため、これらの領域で働く看護師にとってはリーダー的な役割を担うことになるだろう。

認定看護師になるためには看護師としての実務経験が5年以上あることと、認定看護師の専門の教育機関にて600時間以上の教育課程を修了し、筆記試験に合格する必要がある。また、認定看護師として登録された後も、5年ごとに書類審査にて更新が必要なため注意しなければならない。病院で勤務する看護師はもちろんであるが、介護施設で働く場合も皮膚や排せつのケアを中心に緩和ケアや在宅ケアなどの知識や技術が重要だ。病院と違い、利用者が様々な既往歴があったりリスクを抱えている場合も、介護技術だけでなく医療的な技術と知識を有する看護師の存在はなくてはならない。

このように、働く場所によって色々な技術や知識が必要とされるため、認定看護師の資格を取得するなど、自身のスキルアップを検討することも重要である。認定看護師になるための情報サイト(http://certifiednurse.info)もあったの併せて参考にしてほしい。